ベトナム・新卒看護師のための臨床研修制度強化プロジェクト(ベースライン調査企画立案/実施監理)業務が始まります。

ベトナムでは、保健人材が不足しており、看護師・助産師が人口1万人に対し11.4人と日本の約10分の1に留まっています。

このような状況の下、2011年に施行された「治療と診断に関する法律」において、看護師の登録と免許の取得が制度化され、教育課程を終えた看護師は医療機関での9ヶ月の卒後臨床研修を修了した後、保健省あるいは省保健局に免許を申請し取得することが義務付けられました。また、2012年にベトナム看護協会が発行した「ベトナム看護師のための 基本的コンピテンシースタンダード」によると、①看護ケアの実践、②看護・管理と専門性の発展、③法的・倫理的枠組みに基づいた看護実践が、看護師に求められる資質として挙げられました。

しかし、看護学校が2年課程、3年課程(短大)、4年課程(大学)と多種にわたるため、教育課程修了時の新卒看護師の知識や技術のレベルは一定ではないといわれます。また、前述のスタンダードに基づいた標準的な卒後臨床研修の内容やカリキュラム等が未だ設定されていないため、研修先の医療機関ごとに研修期間が9か月や12か月と、質・ 量ともに内容の大きく異なる研修が実施されています。そのため、卒後臨床研修を修了し看護師免許を取得しても、その看護師の能力や質は客観的に保証されていないという状況が発生しています。

こうした課題解決のため、標準卒後臨床研修の整備による新卒看護師育成の仕組み及び質の強化を目指し、2016年5月から2020年4月まで実施予定の本プロジェクトが要請されました。

本業務は、①本プロジェクトによって導入される新卒看護師向けの卒後臨床研修のカリキュラム策定および実施体制検討にあたり必要な情報収集、②プロジェクトの介入効果測定のために比較検証可能なベースラインデータを計測することの2点を目的をするものです。本業務には、ベースライン調査の企画立案、ローカルコンサルタントを活用した実施の監理が含まれます。


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